CROSS TALK

CROSS TALK 座談会

シンカプロジェクト メンバー対談

2023年の6月より、ブンリグループが今後の社会の変化に対応し、会社の進化を実現させるために立ち上げた「シンカプロジェクト」。このプロジェクトを推進する主役は、社長や経営幹部だけではなく、ブンリグループに所属する社員全員。そのために裏からプロジェクトを支えているメンバーから、今のリアルな心境や、ブンリの未来への期待を語っていただきました。

  • M.T

    管理本部 取締役 管理本部長

    田代 瑞枝

    ブンリをバックオフィスから支える役割を長年担当。長くブンリの人と事業に寄り添ってきた経験を活かし、シンカプロジェクトの社内への浸透や理解を推進。

  • T.H

    管理本部 マネージャー

    原 卓也

    ブンリの可能性に大きく惹かれ、前職である広告業界の経営幹部から大きくキャリアチェンジ。ブンリの社内と社外をつなぎ、新しい風を吹かせていく気概でプロジェクトに取り組む。

  • M.M

    管理本部 リーダー

    松田 麻緒

    ブンリの「社員を大切にする文化」に共感し、入社を決意。経理業務を主に担当していたところ、さらなる挑戦をもとめ、シンカプロジェクトの事務局メンバーにもジョイン。

  • K.K

    管理本部 マネージャー

    亀元 幸吉

    ブンリの経営的な安定性と人柄に惹かれ、入社。ブンリ工業の宮崎工場で現場の業務に携わるなかで「もっと社員の想いをかたちにしたい」と感じシンカプロジェクトの事務局メンバーへ。

時代の変化を適切にとらえた経営改革。
60年企業が変わる意思

そもそも、シンカプロジェクトとはどういったものなのですか?

  • ひと言でいうと「転ばぬ先の杖」ですね。これからの時代の変化を見据え、ブンリという会社がこれまで大切にしてきた価値観は継承しつつ、ブンリの経営をアップデートさせることを目的にしています。今の「クーラントろ過装置専門メーカー」の市場的ポジションから、「あらゆるモノづくり企業の問題解決を行えるパートナー」としてより幅広く社会に貢献できる会社になっていくというビジョンをもってやっています。

  • 田代

    ブンリは創業から60年以上続く、技術と歴史のある会社です。クーラントろ過装置という製品を扱うニッチトップ企業として世の中から必要とされてきた結果、高収益で安定性のある経営を実現しています。しかし、それは高度経済成長という、日本のモノづくり産業が大きく飛躍した時代の背景もあります。日本のモノづくりは今でも世界中で評価をされていますが、直近のAI技術の登場やコロナウイルスのパンデミックなど、世の中が大きく動いていく中で、少なからず私たちもその影響を受けました。事業も組織のあり方も、このままでいいのか?という強い想いがあったんです。

  • プロジェクトでは具体的に、8つほどの計画を徐々に動かしています。例えば、これまでなんとなく社員同士が口頭で伝えてきたブンリの価値観を「パーパス」という形で言語化するDNA再構築/浸透計画や、マーケティング・営業や製造現場の活動方法をより効率化・精緻化する計画など、取り組みの幅は本当に広いです。非常に大きな挑戦だからこそ、全社員の団結で乗り越えていきたいですね。

  • 亀元

    でも、社員総会(※)の時の社員の反応って、「一体、何が始まるんだ…?」って雰囲気はありましたよね。(笑)ブンリの今いるメンバーにとって、これまでにはなかったような取り組みだと思うので。驚きはもちろん、中には戸惑いもあったかと思います。けれど、決して受け入れられない雰囲気ではなかった。社長自らシンカに対する想いを発信したことで、社員を大切にしたいからこその「シンカ」なんだということが伝わったからだと思います。これから具体化していくシンカプロジェクトを楽しみにしている社員も多いと思いますよ。

  • 松田

    ただし、壮大なプロジェクトであるため、社員一人ひとりがどんな役割を担うのか、自分ごとにしてもらうためのはたらきかけも重要です。社員一人ひとりに「やりたい!」と感じてもらえるように、今はいろいろな役職や立場に分けた研修などに力をいれています。プロジェクトはもちろん、今までにない新しい施策に対しても期待やワクワク感が、より高まっていくといいなと思います。

  • ※2023年6月、代表取締役社長である田代から全社員に向けてはじめて「シンカプロジェクト」について発表された日

M.MとK.Kの画像

いい会社であるブンリを、
社員のためにより進化させたい。
経営陣の想い

経営の最前線で活動されているお二人は、
特にブンリをどんな風にシンカさせていきたいですか?

  • 田代

    はたらいている社員の皆さんに、より、仕事や生きることへの感動をもってもらえるようにしたいという想いがあります。社会人の1日の時間割りを考えると、仕事の時間が占める割合は大きい。人生の半分は働く時間と言ってもいいくらいです。仕事の時間の充実のためには、人間関係を濃いものにしたり、社内・社外問わずより多くの人とつながることが大切だと考えています。そのためにも、人事制度や研修制度の見直しに力を入れていきたいですね。

  • 田代さんが女性の役員である今、さらに女性の活躍を推進していきたい想いもあります。製造業って男性が多いイメージを持つかたもいらっしゃると思います。現実を見ても、明らかに男性の比率が高いんです。現在も活躍している女性社員がいますが、更に活躍出来て成長を感じることができる、そんな環境と実績を作っていきたいと考えています。今のブンリは女性の産休・育休取得だけではなく、男性の育休取得率も非常に高い。いい状態だと思います。けれど、これだけで満足はしたくないなと。

  • 田代

    私自身が仕事と出産・育児を両立してきたからこそ、いかに早いうちにビジネスで経験を積んでもらえるかを大切にしたいです。例えばの話ですが「世界中を旅する」という価値観が大きく変わりそうな経験を、20代と60代のどちらでしておきたいでしょうか。良い・悪いはないと思いますが、私だったら、絶対に前者です。子どもを産み育てるという大きなライフイベントが訪れる前に、たくさんの経験を積んで、思うようなキャリアをつくっていってほしいなと思います。

  • 私たちは、今の事業に人をあてこむことを目的にはしていません。ですので、女性が働きやすい、新しい事業を創り出すことも視野にいれています。多様な人がはたらきがいを感じられるようにしたいんです。今はクーラントろ過装置の専門メーカーとして事業を拡大していますが、そこにとどまらなくてもいいのかなと。モノづくりや製造業に興味がある人、ブンリのパーパスに共感したという人、ブンリという環境を活用してキャリアアップをしたい人…どんな人でも挑戦できるような未来を創っていきたいですね。

M.TとT.Hの画像

プロジェクトにかかわるメンバー。
既存業務をとびでて
挑戦する等身大のやりがいや面白さ

相当経営目線でプロジェクトが進んでいるイメージですが…。

  • 松田

    私は途中から事務局メンバーとして参加することになりました。それまでは経理を主軸にバックオフィス業務を担当していたため、今は正直ついていくのに必死です。(笑) 大変ではありますが、会社を変えていく機会に立ち会うチャンスをいただけてとても嬉しいです。私は中途入社なのですが、入社の決め手は「会社が、ものすごく社員想い」なことを感じたからです。働きやすいように制度を充実させたり、社員の満足度が最優先だという考え方があります。入社してもなお、そのイメージは変わっていません。シンカプロジェクトを通して、会社の想いをもっとたくさんの社員に知ってもらい、よりブンリのファンを増やしていきたいです。

  • 亀元

    私は、中途入社でブンリの一員となり、生産拠点の宮崎工場で勤務しています。ブンリの経営的な安定性と人柄に惹かれて入社したのですが、実際に働いて社員の声を聞いていくと、いろいろな人が仕事での問題意識や改善のためのアイデアをたくさんもっていたけれど、それをどうやって形にしたらいいかがわからないような状況のように感じました。今まで通りのやり方、つまり現状維持だと、会社は時代に取り残されてしまうと思うんです。だからこそ、与えられた仕事にとどまらず、どんどん提案をしていこうと社内で声を発していたところ「シンカプロジェクト」の事務局に参加することになりました。

  • 松田

    プロジェクトの道のりは長いですが、社員と一緒になって何か新しいことを成し遂げていくことが、とても楽しみでもあります。部署や立場、役職を超えた全社で連携をとり、どんどん巻き込んで、誰もが主役のような状態を創りたいです。事務局は、そのための調整役だと思っていますので、胸を張ってその仕事を全うしていきたいです。

  • 亀元

    私も、現場の社員の皆さんとの距離の近さを大切に活動していきたいです。一人ひとりが話しやすく、プロジェクトにかかわりやすい環境を創るためには、事務局として皆さんの状況をより解像度高く理解し、ともにやっていく仲間として団結感を持つことが大切です。普段の自分の業務の範囲を飛び出ていくことになるので、挑戦を楽しみつつ、覚悟をもって取り組んでいきたいです。

対談中の全員の画像

ブンリは今が入り時。
どんどん天井を突き破っていってほしい

これからブンリに入社したいと思っている方に向けてメッセージをおねがいします。

  • 今、ブンリには非常にチャンスが溢れていると思います。これからどんどん進化していく企業ですから、これまでにないポジションが生まれたり、新しいビジネスを創造していく機会があったりと、自分のキャリアを磨いていける環境であることに間違いはないからです。

  • 亀元

    出来上がった会社で与えられた仕事だけをするのではなく、進化していく会社で自分の仕事やスキルを如何様にも変えていく。こういった変化を経験しておくことで、どんな状況に陥っても自分の足で立って活躍するビジネスパーソンに成長できるんじゃないかと思いますね。

  • 松田

    社員を大切にしている会社だからこそ、会社をよりよくするチャンスがたくさんあります。自分自身が主役になって、みんなで力をあわせて変化のプロセスを楽しんでいってほしいですね。

  • 田代

    まさに、経験と人間関係は複利だと思っています。社員の皆さんの成長や活躍にあわせた組織づくりに力をいれていきますが、社員満足にとどまらず、ともに感動を創っていける方々と一緒に働けることを楽しみにしています。

全員の画像

さあ、シンカしよう。